ニュースリリース

RPAの実用化開始と「業務サポートセンター」の新設について

 株式会社清水銀行(頭取:豊島 勝一郎、以下「清水銀行」)は、デジタル技術を活用した業務改革と生産性向上および業務効率化を実現するため、清水銀行子会社である清水ビジネスサービス株式会社(代表取締役社長:飯川 哲也、以下「清水ビジネスサービス」)に「業務サポートセンター」を2018年4月より新たに設立し、清水銀行グループの更なる経営効率化と営業力強化に繋げてまいります。

 

■ 概要
 中期経営計画に掲げている生産性の向上への取り組みと「働き方改革」の一環として、業務仕訳、業務効率化による業務見直しを行い、その他残存する業務については2017年10月より事務業務の本部集中化を進めてきました。今回、本部集中化した業務のうち、様々なシステムやツールを使って手作業で行っていた定型的な作業を、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)を活用し、デジタル技術による業務改革に取り組んでいます。
 また、多様化する業務を限りある経営資源で効率的に行うことを目的として、清水銀行子会社である清水ビジネスサービスに「業務サポートセンター」を設立し、業務平準化とローコスト運営を実現していきます。
 
■ RPAの実用化開始
 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ東海の支援の下、2017年7月よりRPAのトライアルの実施・検証を進めてまいりました。本部部署を対象に業務を可視化し、2017年12月より正式導入以降2018年2月末現在でRPAを活用する本部業務45項目を抽出しました。
第1弾として融資事務業務をRPAで運用開始したことで、営業店の融資事務業務においては年間4,096時間の営業時間を捻出し、本部の融資事務業務においては年間3,216時間の業務作業時間を削減しました。引き続きRPAの対象業務を順次拡大させることで「働き方改革」の実践とより一層お客さまサービス向上にむけた業務に専念することを目指しています。
 
■ 「業務サポートセンター」の新設

 当行はこれまで営業店の事務業務を本部に巻き取り、営業店が営業に専念できる体制の構築を目指してきました。組織としての更なる効率化、またこれからも継続的に営業店の業務を集中化する部署として清水ビジネスサービスに「業務サポートセンター」を新設します。

  
 
 課題であった本部のスリム化については、2016年11月より2018年2月現在で本部人員9%削減し、創出された人員を事業支援や資産運用コンサルティングといったお客さまへのサービス提供を一層充実させるため営業店へ人員を再配置してきました。業務サポートセンターの設立により営業店の業務を削減し、また本部業務の効率化を図ることで事務人員を高付加価値業務へシフトさせ、更なるお客さまとの接点増加を目指していきます。
 業務サポートセンターはRPAの活用による効率性を追求した業務改革を加速させ、また自ら稼ぐ力を向上させることでプロフィットセンター化を目指していきます。
 
 デジタル技術を活用した業務改革と業務効率化を図るための体制整備を行うことで、10年後、20年後に向けた持続可能な経営基盤を確保すべく、生産性の徹底的な追求と経営資源の効率的再配分により清水銀行グループの収益力向上と経費削減を両立させていきます。当行はこれからも地銀らしく、もっと寄り添い、もっと頼られる銀行を目指し、お客さま目線と行員の活力向上による収益力強化の実現を図っていきます。
 

本件に対するお問い合わせ
経営企画部 伊藤 TEL 054-353-7895