頭取メッセージ

ごあいさつ

 皆さまには、平素より清水銀行ならびにグループ各社をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

 当期におけるわが国経済は、好調な企業業績を受けて設備投資が合理化・省力化投資などを中心に増加基調で推移し、雇用情勢についても改善が持続するなど緩やかに回復しました。

 当行の主要基盤である静岡県経済につきましても、製造業を中心に生産性向上や研究開発関連の設備投資が増加するなど緩やかに拡大しました。輸出につきましては、輸送用機械や電気機械など振れを伴いながらも緩やかな増加傾向で推移しており、雇用・所得環境が改善するなか、個人消費についても緩やかに持ち直しました。

 こうした環境のなか、第26次中期経営計画「ADVANCE AS ONE ~地域・お客さまとともに、持続的成長を実現するために~」において、目指すべき姿として掲げた「存在意義の発揮」に向け金融仲介機能の向上に取り組んでまいりました。

 法人のお客さまへの取り組みとしては、事業承継・M&A業務において新たに外部機関3社と業務提携を結び、提携各社のノウハウやネットワークの活用により、お客さまの事業承継に対する課題に柔軟に対応できる体制を整えました。また、安定した資金調達手段の提供と地域社会の発展を目的として「地方創生私募債」、「しみず地方創生ローン」の取り扱いを拡大しました。さらに、平成29年7月に開設したバンコク駐在員事務所はビジネスマッチングなど現地での活動を活発化しているほか、バンコック銀行を通じた現地通貨建て融資スキームを実現しました。

 個人のお客さまへの取り組みとしては、平成30年10月にスマートフォン向けアプリ「清水銀行アプリ」の取り扱いを開始し、インターネット支店での口座開設やSBI証券との連携、各種ローンの申し込みができるようになり、非対面チャネルの利便性が向上しました。また、お客さまの安定的な資産形成に向け新たに投資信託4商品、個人年金保険1商品の取り扱いを開始しました。

 店舗に関しては、平成30年9月に梅田町支店を新築移転し、緑が丘支店及び矢部支店を新しい梅田町支店内に移転しました。新店舗は広い駐車場とコンサルティングブースや応接室を備え、全自動貸金庫の休日稼動及び稼働時間の拡大により、お客さまの利便性向上を図りました。

 こうした取り組みにより、地域経済の発展に向けてお客さまにご満足いただけるサービスの充実を図ってまいりました。また、地域金融機関としてお客さまの資金需要に対して安定的な資金提供に向けた体制を整えるため、当中間期において29年ぶりとなる増資を実施いたしました。

 当行は、平成30年7月1日におかげさまで創立90周年を迎えました。長きに亘り清水銀行を支えていただいた皆さまに心から感謝するとともに新たな未来に向けて、引き続き目指す姿である「存在意義の発揮」を具現化してまいります。

 今後も金融機関としての社会的責任を十分に認識し、強固なコンプライアンス態勢を構築するとともに、企業価値向上に向けたガバナンスの強化を図ってまいります。皆さまにおかれましては、倍旧のご支援、ご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。

頭取 豊島勝一郎

平成30年10月

取締役頭取 豊島 勝一郎