ニュースリリース

商工中金の「地域連携支援貸付制度」活用による協調融資の取組み
~県内1号案件 株式会社コーヨー化成へ合計1.5億円~

平成29年1月23日
 清水銀行(頭取 豊島 勝一郎)は、平成29年1月16日に商工組合中央金庫(以下:商工中金)と協調して、株式会社コーヨー化成(本社:静岡市清水区 代表者:藤井 好己氏)に対し地域資源である「バラ」と「紙」を活用したウェットシートの開発や販売等に必要な資金合計1.5億円を融資しました。
(清水銀行5千万円、商工中金1億円)
本件は、商工中金の「地域連携支援貸付制度」を利用した静岡県第1号の協調融資案件です。
 
 商工中金は、平成28年4月に「地域連携支援貸付制度」を創設し、幅広い事業者が連携し、農林水産物や観光資源等の地域資源を活用して成長を目指す取組みをサポートしています。
 株式会社コーヨー化成は、自動車向けのプラスチック成形加工事業者として設立され、その後ウェットティッシュの製造にも事業展開していきました。ウェットシート事業においては、眠気覚まし効果のある商品や、「お茶(カテキン)」や「富士山の水」などの地域資源を活用した商品など、高い開発力や技術力を活かした商品開発を行っております。
 今回同社は、「静岡のバラ」の地域ブランド化促進を図るため、一般社団法人静岡バラ振興会、静岡大学、静岡県工業技術研究所及び地元農家等と連携し、B級品等のバラ花弁を活用し、芳香性に優れた「静岡のバラ」の抽出エキスを生成して、ウェットシート開発・販売等に取組む事業計画を策定しました。
 
 清水銀行は、本事業がこれまで利用価値の低かったB級品のバラ花弁の活用を通じて、生産者の経営基盤安定化や、産学・農商工連携による地域ブランド化促進により地域内の商取引創出に繋がるなど、地方創生に資する取組みであることから、商工中金と協調して必要資金を融資いたしました。
 
 今後も清水銀行は、地域資源の活用等を通じた地方創生に資する取組みに対して、様々なソリューション提供を通じて積極的にお取引先の支援を行ってまいります。


地域連携支援貸付制度概要

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以上

本件に対するお問い合わせ
支店営業部 望月 TEL 054-366-9990