鷺坂 浩平

no.04

市場営業部 フロント
鷺坂 浩平(さぎさか こうへい)

人文社会科学部卒業 2014年度入行

日々の努力を積み重ねて、頼りにされる存在を目指します。

私が担っているのは、銀行が保有する有価証券を売買する運用業務です。取引する件数は日によって異なりますが、多い時には1日に30件ほどの取引を行うこともあります。投資を行う原資は、お客さまからお預かりした大切な資産ですから、慎重な運用を心がけています。

外国の債券や投資信託へ投資する機会もあるので、国内だけでなく海外の金融政策や、政治動向についてよく知らなければなりません。そのため、情報収集や調査はしっかりと時間をかけて、念入りに行います。調査だけで丸一日を費やすことも、珍しくありません。証券会社との情報交換やマーケットレポートなどを参考に、市場環境をよく認識した上で投資先を選定し、売買を行っています。

市場は海外市場も含めて、24時間常に動いています。相場は急変することもあり、金融政策や国内外のニュースを受けて、市場がどのように変化するかを予測することは、とても難しいです。特に、現在のように新型コロナウイルスの脅威が続いている状況下ではなおさらですから、終業後や休日でも、常に海外のマーケット動向を気にするようにしています。

この業務は専門的な知識が必要です。実を言うと、配属当初はまだ運用業務に関する知識が乏しく、マーケットの専門用語などもよくわかりませんでした。これまで馴染みのない言葉を耳にすることが多々あり、まず「何の話をしているのか」を理解するのに苦労しました。それでも勉強を重ね、また業務を通じて次第に知識を身につけていくうちに、世界で起きている出来事がマーケットにどのような影響を与えているのかを、少しずつ理解できるようになってきました。難しいと感じることもありましたが、自身の成長を実感できた時はとても嬉しかったです。

運用により収益を上げていくためには、株価がどのように動いていくのかを予想する「相場観」が欠かせません。初めのうちは、株価が変動するとすぐに売買をするべきなのでは、と短期的な見通しで運用を考えてしまいがちでしたが、相場感を持てるようになってからは、落ち着いて長期的な運用を考えられるようになりました。また、金融商品や市場環境が変化していくと、投資先や運用手法などを検討していく必要があるため、幅広い知識が求められます。そのため、現在もCMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)の資格を取るための勉強をしたり、マーケットレポートを読むなどして、より専門的な知識や目線を身につける努力をしています。

取り扱う金額が大きく、売買の際はとても緊張しますが、当行の収益に貢献していると実感することができる仕事でもあります。自分自身の日々の成長を感じることもでき、やりがいを持って業務に取り組んでいます。今後も幅広い知識を身につけて、多角的にお客さまのお役に立てる行員になれるよう頑張っていきます。

私のキャリアパス

2014年 入行 高橋支店 預金→融資→渉外
2017年 堂林支店 渉外
2019年 静岡南支店 MA
2019年 市場営業部 フロント

私の上がること

大学までバスケ部でした。現在も、休みの日は仲間たちとプレイを楽しんでいます。スポーツ観戦も好きで、バスケットボールの他は、サッカーをよく見ます。結婚してからは料理する機会が増え、夕食も時々作っています。

ある1日のタイムスケジュール

8:00 出勤・海外市場チェック
8:45 朝礼
9:00 投信の情報収集・報告書作成
11:30 昼休み
12:30 有価証券売買
15:00 関連部署と協議、欧州市場オープン・海外債権取引
17:00 退行

学生の皆さんへ

当行には、預金・MA(マネーアドバイザー)・融資・渉外・本部などのさまざまな業務があり、ジョブローテーションをする中で幅広い経験をすることができます。日々の業務で困った時には、支えてくれる上司や先輩がたくさんいます。お客さまと共に成長していける、とてもやりがいある仕事です。